32
健康で心地よいご夫婦の住まい

【TDYリモデルスマイル作品コンテスト2019 審査員奨励賞受賞】 >> リモデルクラブ
邦楽の先生をされ同居されていたお母様が他界され、ご夫婦だけの生活になったことを機に、一階をリフォームをしました。
北側に独立していたキッチンは、寒くて暗く、使いにくい空間でした。独立していたキッチンの壁を撤去し、リビングに隣接した和室も合わせて、広いLDKになりました。シンクは、ご相談当初からのご希望であった「対面型」ダイニング向きに配置したので、台所仕事をしながら、ご家族やご来客と会話がはずみます。大人数で集まっても同じ空間にいられるようになり、以前よりもお客様が増えたそうです。邦楽をたしなまれるお施主様のイメージから、随所に和を感じるコーディネートにしました。ブルーグレイのアクセントクロスと縦格子の引き戸は、お施主様のお気に入りです。
以前台所台所だった場所にパントリーを作りました。ストック食材や日用品、分別ゴミなどは、パントリーに収納できるのでキッチンはスッキリ片付きます。パントリーは、キッチン側と廊下側と、出入り口が2か所あるので、買い物から帰宅してそのままパントリーに向かえるようにしました。勝手口の前の廊下は物置になっていましたが、土間の一部に床を増張して廊下にすることで、キッチンを中心に回遊する動線を実現しました。奥様もストレスが少なくなり、キッチンに立つのが楽しくなりました。キッチンカウンターの手元に、頻繁に使う調味料など細々とした小物を収納するスペースを造作しました。カウンターの上がすっきりと片付き、奥様も大満足です。
築50年の古い家の臭いが気になったので、床下全面に「調湿木炭」を敷き詰めました。爽やかな空気に包まれた心地よいお部屋になりました。
冬の寒さ対策として、ダイニング・リビングには、床暖房を設置して暖かに過ごせるようにしました。リビングにした和室は、下がり壁をとり、天井を洋室の高さに合わせました。押入れは、扉を木製にして洋室になじむようにし、和室に立てかけたり置いていた和楽器数張は押入れ内部を造作して納めることができました。和室の床の間だったところは、市松模様のアクセントクロスを張り、電話FAXなどを置ける収納付きの空間にしました。
- 形態
- 戸建て
- 施工期間
- 90日
- リモデル面積
- 52㎡
- 総費用
- 815万円
- 工事内容
- 間取り変更、キッチン、パントリー造作、床暖房、床下調質木炭敷設
- 使用製品
-
- キッチン
- TOTO ザ・クラッソ パラベージュ
- リビング
- ドア: Panasonic ベリティス HC型 チェリー
床下: 床下調質木炭「炭八」
完成イメージ(パース)

-
Before
-
After
※画像をクリックすると、拡大表示します。
料理中や片付け中に寒くて暗い台所でとても孤独でしたが、明るく暖かい空間で家族とコミュニケーションが取れる様になり、とても楽しい空間になりました。和室をリビングに取り込んだので、大人数で集まっても同じ空間にいられるようになり、以前よりも来客が増えました。
パントリーを作ってもらい、たっぷり収納出来、スッキリしたことと、動線がとても良くなり、毎日の家事がとても楽になりました。また、コの字型のキッチンがとても使いやすく、無駄な動きがなくなりました。ダイニング側のカウンター下の収納もデッドスペースを有効に使えて大満足です。築57年の染みついた匂いも床下に炭を入れて頂き、匂いがなくなり、空気もキレイになりました。まだ冬を迎えていないですが、床暖房も入れて頂いたので冬も快適に過ごせそうです。