リフォーム前の悩み

祖父母の住んでいた家を譲り受けたお施主様ご夫妻。昔ながらの作りで、応接間、台所、食卓とすべて間仕切られており、大きな窓はあるのですが暗く独立した空間でした。小さな子供たちとお父さん、お母さんがバラバラの空間で過ごすことを懸念し、出来るだけ間仕切り壁をなくし開放的で明るく家族の集まれる空間が欲しい、とご要望がありました。幸いにも当時の作りとしては豪華な大きな開口窓が複数存在し、間仕切り壁の撤去だけでかなり採光がとれる立地でもありました。

リフォームポイント

建築図画残っていたので、開口出来る壁、抜ける柱、補強すべき箇所が事前に把握できたため、お施主様のご要望に近い開放的な空間に仕上げることができました。また、元々の内装仕上げがフローリング、ピーリング壁（木張りの壁）ということと、森に囲まれた立地であったため、自然を感じられるようにキッチン・配膳カウンター（食器入れ兼用）は無垢材を使ったもの、洗面化粧台を耐水性の木材+タイルを使用してオリジナルで製作しました。LDK空間の既存フローリングは痛みが激しかったため、無垢フローリングを増し張りしました。